【流浪の城巡り】御代田城(福島県郡山市) ~御代田合戦の舞台~ ※2022年2月更新

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グルファビ

こんばんは!来訪ありがとうございます!グルファビです!

今回は御代田城の紹介をしたいと思います

1.グルファビの評価

総合評価 ☆★★★★
遺構 ロケーション 整備 歴史的価値 アクセス マニア度
☆★★★★ ☆☆★★★ ☆★★★★ ☆☆★★★ ☆☆☆★★ ☆☆☆★★
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個人宅の裏庭のような場所にあります。

私有地なのかどうなのか…。ただ社のような場所があったので私有地ではないかも。

あまり整備されてませんが道もあります。駐車場はありません。

ただ合戦の舞台にもなっており歴史的価値はあります!

※あくまでも個人的な見解です

2.御代田城の概要

御代田城(みよだじょう)は西に阿武隈川が北流する丘陵の先端部に所在し、別名を「御代田城」「星の城」「御代田舘」とも呼称されます。

築城や築城武将ははっきりしませんが、南北朝時代(14世紀頃)からあったようです。一説によると坂上田村麻呂によって築かれたとも。御代田氏という一族が領主とも。

戦国時代は主に田村地方の大名、田村氏の支配下にありました。

3.御代田城の歴史

築城時期や築城武将ははっきりしていません。御代田氏とも。

1352年、宇津峰へ向かう北朝方の軍と南朝方の合戦が起こり、南朝方が布陣するが落城。

1580年から翌年にかけて、御代田合戦が勃発し、佐竹義重、蘆名盛隆、二階堂盛義らの連合軍に攻撃される。城は一旦は佐竹方の手に渡るが、戦後の和睦の際に田村方が占領していた今泉城と引換で田村方に返還された。

4.御代田合戦

御代田合戦(みよだかっせん)は、天正8年(1580年)から同9年(1581年)にかけて、佐竹義重を中心とする連合軍と田村清顕との間で発生した陸奥国田村郡の御代田城(現在の福島県郡山市田村町御代田)を巡る戦いです。

1580年閏3月、佐竹義重は田村清顕攻撃のために出陣し、蘆名盛隆(盛氏の養子で、実父は二階堂盛義)ら連合する諸大名もこれに応じる動きを見せた。ただし、佐竹義重は関東の北条氏政とも合戦中であって間もなく撤退し、6月には隠居の蘆名盛氏が病死したこともあり、大きな衝突は起きなかった。だが、7月に田村側から御代田城の対岸にありほど近い二階堂領の篠川城を挑発したのを機に蘆名盛隆は佐竹義重の慎重論を押さえて進軍を決断、二階堂・石川連合軍は篠川城と阿武隈川を挟んで対岸にある御代田城を攻撃し、蘆名軍は郡山近郊の富田に進出する。だが、攻撃は思うように進まず、9月には反対に篠川城が攻められ、二階堂盛義もこの際に負傷したのか突然温泉療養に向かい、重臣の須田盛秀らが代わりに軍を率いるなど、連合軍が不利に進んだ。

この状況に危機感を抱いた佐竹義重は翌天正9年(1581年)に入ると自ら出陣し、2月には御代田城を包囲して籠城戦は2か月に及んだ。田村氏の家臣大剛一と言われる御代田三河守が籠城し田村氏の加勢の軍も多数いたようです。しかし兵糧不足により佐竹連合軍によって御代田城は落城した模様。二階堂氏の家臣須田備前守が入場します。これを見た伊達輝宗は和議の仲介に乗り出した。結城晴朝や相馬義胤を誘った輝宗は和議に抵抗する盛隆や清顕を説得し、4月に両者を和睦させた。田村軍が占領していた今泉城と引換に蘆名氏側が求めていた御代田城の割譲は避けられ御代田城は返却されたが、岩瀬郡のみならず田村氏の本拠である田村郡の一部まで二階堂氏や蘆名氏に割譲をさせられた田村氏側の敗北であった。

合戦当時の関係図。青が田村氏、赤が佐竹蘆名氏の城です。

5.現在の状態

郡山市立御代田小学校の向かい側にあり、校門の正面に入り口があります。

民家の裏側に道があり、私有地なのかどうか微妙なところです。

わずかに土塁や切岸、削平地に見えなくもない遺構が残っているだけで、特に見どころはありません。

また道はありそこは歩ける程度には整備されてますが道からそれると整備されてない場所に入ります。

恐らく本丸であったであろう場所に菅布禰神社(すがふね神社)という神社があります。

御代田小学校が正面にあります
御代田小学校の向かいに入口があります
一応、こんな感じの道が続いています。
本丸付近、整備されてません。また眺めも良くない。
本丸らしき場所に神社があります。
何か石碑のようなものと土塁のようなものが。

6.アクセス

住所

〒963-1164 福島県郡山市田村町御代田中林

登城ルート

御代田小学校の正面に入口があります。しかし駐車場はないので路上や別の場所に止めるしかありません。

城を見れる場所

ビューポイント
城のイメージはできると思います!
また周りは田んぼなので遮るものは少ないです

御代田城に関するおススメ書籍


田村氏の歴史について書かれてる書籍です。


意外と無い佐竹氏の小説です。近衛先生の分かりやすくも濃厚な文章で楽しく佐竹氏の歴史がわかります。

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yabouroku
グルファビです!20代。東北出身在住。旅、グルメ、城、歴史、ゲームが好きな気楽で流浪な男が自由を求めてゆる~くFIREを目指しつつ皆さんの参考、役に立つ情報を上げていく野望録です。 「二兎も三兎も追ってみる」