高倉城(福島県郡山市)の紹介 ~人取橋の戦い、郡山合戦の舞台になった城、二本松畠山・高倉氏~ ※2022年1月更新

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グルファビ

こんばんは!来訪ありがとうございます!グルファビです!

今日は城の紹介をしたいと思います。

1.高倉城の概要

高倉城(たかくらじょう)は、福島県郡山市日和田町高倉にあった日本の城(山城)。高倉館、松峯城とも呼ばれる。

二本松氏(二本松畠山氏)の家督争いに敗れた畠山政泰が高倉に移り、築いたとされています。畠山政泰は後に高倉姓に変え、以後代々高倉氏の居城となります。

築城年ははっきりしませんが畠山政泰の活動年が15世紀中旬ですのでそのあたりと推測されます。

2.高倉城の歴史

15世紀中旬、畠山政泰によって築城されたとされています。

1575年、田村郡を支配していた三春城主田村清顕に攻められ当時の城主畠山(高倉)氏詮はその支配下に入りました。しかしその後田村氏の支配を脱し再度独立しました。その後1582年再度田村氏に攻められます。

1585年、高倉氏の本家である二本松城主の畠山(二本松)義継が米沢城主伊達政宗によって攻められますがその時には伊達氏の前線基地として機能していたようです。なので1585年以前に伊達氏によって攻略されていたと考えられます。

同1585年、伊達氏に攻撃された二本松畠山氏救援のため、常陸の戦国大名佐竹義重が南奥諸大名を迎合し30000の連合軍を編成し北上し須賀川に布陣しました。伊達政宗も二本松城に包囲部隊を残し迎撃しに南下し諸城に兵力を配置しました。その際に伊達氏の前線城になったのが高倉城で高倉近江、桑折摂津守宗長、伊東肥前守重信、富塚近江守らが入城しました。佐竹の連合軍は連合軍を3隊に分け内1隊を高倉城に差し向けます。城方は出撃し迎撃し伊藤肥前が討死するなど劣勢になりますが伊達方の武将伊達繁実の横やりにより苦戦しながらも辛くも落城は免れます。翌日佐竹義重が本国常陸に北条方の馬場城主江戸重通や安房の里見義頼らが攻め寄せるとの報が入ったため、佐竹軍は撤退を決定した(伊達氏の謀略とも佐竹義重正室の謀略とも言われています)ため連合軍は解散し伊達氏は辛くも敗北を免れました。(人取橋の戦い)

1588年、伊達政宗が大崎氏の内紛に介入して敗北すると(大崎合戦)、これを好機と見た蘆名義広は大内定綱を先鋒とする4000の兵を伊達領に進めた。定綱は苗代田城を攻略、後続と合流して伊達方の郡山城・窪田城・高倉城・本宮城を攻め立てた。伊達領南方の抑えを担当する二本松城主・伊達成実の兵力は、大森城主片倉景綱・宮森城主白石宗実からの援軍を合わせてもわずか600人ほどであったが、成実は防戦して何とか蘆名の攻勢をしのぎ続け高倉城も落城は免れました。(郡山合戦)

1590年、高倉城は伊達氏に接収され石垣等が整備されました。同年豊臣秀吉による奥州仕置により伊達氏の一部領土は没収され高倉城も伊達氏の手を離れます。その時の城主畠山(高倉)氏詮も伊達氏に従い高倉城を離れます。その際廃城になったといわれています。

3.現在の状態

比高は100m程で阿武隈川と五百川に挟まれた独立丘陵に築かれた天然の要害です。

建物等はありませんが、土塁や空堀、曲輪などの地形はよく保存されています。

ただあまり整備はされてません。

主郭付近
主郭の写真 竹や藪に覆われており散策はできません

4.アクセス

  • 住所 〒963-0531 福島県郡山市日和田町高倉舘東
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  • 登城ルート 県道355線枠の山清寺から入れます(看板があります)。そこから墓地の脇を抜けて登ると駐車するスペースがあり、城の案内板があります。その脇に登城ルートがあります。道はありますが良い状態ではありません。
山清寺入口
左が駐車スペース、右が登城口
右側の道から登れます。(傾斜がきついので雪の日はキツイ)
案内板
登山道はこんな感じ
当時の面影があります
  • 城からの眺め
ベンチ?があります ここから城から周りが展望できます
木々でそこまでよくはありませんがそこそこ眺めが良いです
ビューポイント(城を一望できる場所)
城を一望できます!

高倉城に関するおススメ書籍

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←伊達氏のことがわかるおすすめの書籍。伊達家の動向が詳しく記されています。人取橋の戦い、郡山合戦についても詳しく記載されています。

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グルファビです!20代。東北出身在住。旅、グルメ、城、歴史、ゲームが好きな気楽で流浪な男が自由を求めてゆる~くFIREを目指しつつ皆さんの参考、役に立つ情報を上げていく野望録です。 「二兎も三兎も追ってみる」